千葉の動物園から逃げた巨大インコ、捕獲後に死ぬ

２６日に千葉市の動物園から逃げ出した体長１メートルの巨大インコ。動物園の職員による捕獲作戦が連日展開されていましたが、２９日朝、ついに捕獲されました。しかし、さらに思わぬ結末が待っていました。

麻酔銃で撃たれ、木の上から落下するインコ。２９日午前７時過ぎ、千葉市動物公園で逃げ出していたベニコンゴウインコがついに捕獲されました。

騒動が起きたのは２６日。清掃中、開いたままになっていたオリから生後３か月のベニコンゴウインコが逃げ出しました。動物園の職員総出で、連日、大捕獲作戦が展開されていました。麻酔銃を使って眠らせようとしますが、高さ２０メートルの木の上にいるインコには命中したものの、変化は見られませんでした。また、木の枝を揺すって飛び立たせようと試みましたが、インコは全く動こうとしません。さらに、ロケット花火を用意しましたが、一度は飛び立ったインコ、しかしその後、再び木の上に。

そして、脱出から４日目を迎えた２９日朝。ついに捕獲に成功したのです。ところが・・・。

「いろいろ治療したが、残念ながらなくなりました。麻酔の針が心臓に達したことが原因ではないか」（千葉市動物公園 朝生智明園長）

捕獲したベニコンゴウインコは、麻酔の針が心臓に達してしまい１５分後に死んでしまいました。

「ご迷惑をかけ、ご心配をかけ 皆さんに大変申し訳ない」（千葉市動物公園 朝生智明園長）

千葉市動物園では、脱出防止のマニュアルを見直すとともに、再発防止に努めるとしています。（29日14:49）

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2008769.html